【夢日記】2020/06/19

その世界では二つの番組が流行しているようだった。

子ども向けアニメで「女総理の生き様」というカリスマ性のある女性総理大臣が活躍する番組と、大河ドラマでは「関白」というタイトルの、自分の意思で生きたかった天皇の兄弟の物語が夢に出てきた。

テレビ番組ということになっているけど、現実世界とリンクしていた。ほとんど同じことが実際に起きていて、テレビはそれをお茶の間向けに味付けしているだけだった。


大学の先輩が箱根の美術館にスペースを借りて展示をやるという案内が届いたので見に行った。在学中同様、つまらない作品群だった。無駄に広くて響くホールでIn to the unknownを熱唱した。誰にも聞かれていないと思った。

そうしたら女総理が傍から出てきて「素敵ね」と言った。絵に対してか、歌に対してかはわからなかった。総理大臣って一人で出かけたりするんだって思った。

なんだかすごく嫌な気分になったので窓から飛び降りてカラスになって酒と風俗の街に向かった。

そこには酒を飲んで酔っぱらった男か、男の吐瀉物や精液の匂いがする女しかいなかった。

そこに例の兄弟がいた。兄がその光景を見ながら「彼らは本当に幸せなのか。」「私はもっと彼らのためにできることがあるのじゃないだろうか」と悩んでいるようだった。弟は何も言わなかった。


場面は変わって、ほとんど電車が通らない線路の上で兄が付き人の男に土下座をしていた。

付き人の男は「表を上げい!」と仕切りに叫んでいた。しかし兄は綺麗な着物が汚れるのも構わずに地面に這いつくばったまま動かなかった。

「私は人々の役に立ちたい。自分の意思で生きたいのです。それが叶わぬのなら……」

最後まで言う前に電車が来て、兄は粉々になった。

 

 

 

【睡眠時間】8時間23分

 

 

 

【感想】

時代設定がいつなのかわからなかった。兄弟やその側近、町民の話し方からしてすごく昔のように思えるのに、テレビがあったり女性総理大臣の服装からみてすごく最近のように見えた。

夢の中ではすごく綺麗に歌えた同じ歌を、寝起きで歌ってみたら喉がカラカラで声が出なかった。

https://youtu.be/gIOyB9ZXn8s